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AWS CDK v2への移行手順(TypeScript)

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AWS CDK v1は2022年6月からメンテナンスモードに入りました。
AWS CDK v2への移行手順は以下に公式ドキュメントがあります。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cdk/v2/guide/migrating-v2.html#migrating-v2-prerequisites
実際にTypeScript版で移行を実施したため、簡潔に知りたい方向けにこの記事でサマリします。

移行編

1. cliのアップデート

  • npm update -g aws-cdk

2. AWS CDK v2用のパッケージインストール(aws-cdk-lib, constructs)

  • npm install aws-cdk-lib constructs

3. AWS CDK v1用のパッケージ削除

  • AWS CDK v1用のパッケージ削除
    • @aws-cdk/core
    • @aws-cdk/aws-apigateway などの各種サービス用パッケージ

4. import文を修正

パターン1:aws-cdk-libのインポート

@aws-cdkaws-cdk-lib に書き換える。 ファイル上部のインポート文を直接置換すると速い。
  • 注意:'@aws-cdk/core' だけは 'aws-cdk-lib' に書き換えます。'aws-cdk-lib/core' ではありません。 【修正イメージ】
- import * as cdk from '@aws-cdk/core'
+ import * as cdk from 'aws-cdk-lib'

パターン2:constructsのインポート

Constructをインポートしている部分は、Constructパッケージからインポートする。
- import { Construct } from '@aws-cdk/core'
+ import { Construct } from 'constructs'

パターン3:deprecatedになっているAPIの修正

v2に上げたことでdeprecatedになっている・削除されているメソッドがある場合は、その部分に修正を入れる。
※これはv1→v1の新しいバージョンへのアップデートでも発生します。
下記のように、公式ドキュメントに代わりに使ってほしいAPIや、その使い方のサンプルなど丁寧に載っている。

パターン4:cdk.json内の不要なフラグ削除

v2ではv1時代のcdk.jsonのフラグはデフォルトの動作になっている。また、削除されているものもある。
以下のような、context配下のフラグを全て削除する。

5. cdk diffで差分が出ないことを確認

筆者環境ではIAM Role周りの差分のみ発生したが、問題なくデプロイできた。

6. ハマった場合に確認

筆者環境では特に発生しなかった。 例えば以下のようなトラブルシュートが存在する模様。
  • TypeScriptのバージョンアップ
    • For TypeScript developers, TypeScript 3.8 or later is required.
  • cdk bootstrapコマンドの再実行
    • CDK v2 furthermore requires a new version of the modern stack. Simply re-bootstrap your existing environments to upgrade them.
詳細はこちらを参照。

補足編:v2に移行するメリット

以下のようなメリットがある。
  1. aws-cdk-libから大半インポートでき、構築や運用(バージョン管理)が楽
    • これは移行しながら実際に便利になるイメージが掴めました。
  2. semverの導入
    • コミュニティとしてリリースバージョンをsemverにきっちり従わせることで、マイナーやパッチのアップデートを安心してできるようにする
  3. 強化されたAPI Reference(コピペできるサンプルがついている)
  4. watch modeの導入
  5. 専用テストライブラリの導入
4、5については、別途検証記事を投稿したいと思います。

追伸

実際に移行しながら、aws-cdk-lib一本からインポートができて生産的だなぁという実感が湧いたかと思います。これだけで移行する価値があると思いました。
また、ドキュメントも確かに強化されていて、サンプルコードつきなのでdeprecatedなAPIの置き換えも爆速で対応できました(以前はなかった気がしています)。
加えて、専用テストライブラリは気になっています。v1時代は「リソースが存在するか」レベルのテスト以上はあまり現実的ではなかったように思うので、どのくらいセマンティックにテストできるようになっているのか、ワクワクしています。

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