PMBOK第7版に出てくる Doneドリフト について。
google先生にお伺い立てても↓の状態だったのでまとめようかと思います。
どの状態をもって完了したとするのか、をステークホルダーと握るのがDoneを定義することです。
例えばログイン画面の実装する際のDoneの定義は
「ユーザーがIDとPWを使用してシステムにログインできること」とかですよね。
ドリフト【drift】 [名](スル)
1 漂うこと。流されること。漂流。
つまり定義したはずのDone(完了)が流れてしまうことです。
PMBOKにある例をさらに詳細に掘り下げていきましょう。
株式会社kabukiageでは、
12ヶ月で【ソレナリの機能】を備えた製品「kabukiage watch」をリリースする!という大号令の元、
開発が進んでおりました。
競合他社である株式会社bonchiageが、
「kabukiage watch」開発期間中に【ソレナリの機能】と同じような機能を積んだ「bonchiage watch」を発売。
先を越された株式会社kabukiageでは、
【ソレナリの機能】に加えて【イカした機能】を組み込んでリリースするため、
スケジュールを2ヶ月後ろ倒しすることとしました。
なんと開発期間中の13ヶ月目に株式会社kamesenが、
「kamesen watch」を発売!
しかも機能は構想していた【ソレナリの機能】+【イカした機能】に加えて、
【coolな機能】を積んだ製品だったのです。
この【coolな機能】を実装するとなると、kabukiage watchの発売は16ヶ月となってしまいます。
図の水色部分がDoneドリフトとなります。
ある程度の段階でリリースするのか、
それとも後ろ倒しして開発するのかの判断が求められる部分です。
知識の整理のために記事にしました。
どなたかの参考になれば。